「AIO対策」という言葉を聞いて、何から手をつければいいのか迷っていませんか。
結論から言えば、AIO対策とは、GoogleのAIによる概要(AI Overviews)やAIモードの答えの中で、自社が選ばれるための取り組みです。そしてGoogleは、そのために特別な最適化は必要ないと、公式に明言しています。
それでも、GoogleのAIに選ばれる会社と、選ばれない会社の差は、はっきりと開いています。AIが裏で行っている検索の仕組みを知り、それに合わせて事実を積み上げている会社が選ばれているからです。
私は約10年、93社の集客を支援し、いまはAIに選ばれる状態づくりまでを手がけています。支援した接骨院は、GoogleのAIモードとChatGPTに聞いた188件のうち145件で、1番目に推薦されました。
今回は、AIOという言葉の2つの意味を整理し、Googleの公式見解を踏まえたうえで、GoogleのAIで選ばれるためにやるべき6つのことをお伝えします。
それでは、見ていきましょう。
AIO対策とは
まずは、AIOという言葉の意味と、GoogleのAIの2つの機能を整理します。
AIOには、2つの意味がある
AIOという言葉は、2つの意味で使われています。

1つは、Googleの「AI Overviews(AIによる概要)」への対策という意味です。もう1つは、「AI Optimization(AI最適化)」の略として、ChatGPTなども含めたAI全般への対策という意味です。後者は、LLMOやGEOとほぼ同じ意味になります。
この記事では、AIOという言葉の成り立ちに沿って、GoogleのAIに向けた対策を中心にお伝えします。AI全般に共通する考え方と、その前提になるマーケティングの設計は、LLMO対策とはで詳しく解説しています。効果を実験で確かめた研究はGEO対策とは、AI検索の基本から知りたい方はAI検索対策とはで解説しています。
AIによる概要とAIモードは、GoogleのAIの2つの入り口
GoogleのAIには、「AIによる概要」と「AIモード」の2つの入り口があります。


AIによる概要は、検索結果のいちばん上に、AIがまとめた概要を表示する機能です。米国で2024年5月に始まり、日本では2024年8月16日に提供が始まりました(国立国会図書館 カレントアウェアネス)。
AIモードは、検索結果の「AIモード」のタブから使える、会話型の検索です。2025年9月9日から日本語で提供が始まりました。Googleによると、AIモードの初期の利用者は、ふだんの検索の2〜3倍の長さの質問をしていたといいます(Google Japan Blog)。「近くでおすすめの〇〇は?」のように、依頼先を探す質問にも使われています。
Googleの公式見解|AIO対策に特別な最適化は必要ない
AIO対策を考えるうえで、まず押さえておくべきなのが、Googleの公式見解です。
Googleは「追加の要件はない」と明言している
Googleは、AIによる概要やAIモードに表示されるために、特別な最適化は必要ないと明言しています。
AIによる概要やAIモードに表示されるための追加の要件や、特別な最適化は必要ありません。
ページがGoogleに登録され、検索結果に表示される状態であれば、AIによる概要やAIモードの材料になり得ます。AIO対策の土台は、SEOの基本そのものだということです。「AIO対策専用の裏技」をうたうサービスには、注意してください。
それでも差がつくのは、AIが裏で何度も検索しているから
特別な最適化が要らないのに差がつくのは、GoogleのAIが、1つの質問の裏で何度も検索しているからです。

AIモードは、「クエリ・ファンアウト」と呼ばれる技術を使っています。質問をいくつかの小さなテーマに分け、それぞれについて検索を行ってから、答えをまとめる仕組みです(Google Japan Blog)。
つまり、ユーザーが入力した質問そのもので上位に出ていなくても、裏で行われる関連する検索のどれかで上位に出ていれば、AIの答えの材料に選ばれる可能性があります。反対に、1つの言葉で上位を取っていても、関連する質問に答えるページがなければ、AIには選ばれにくくなります。AIO対策で差がつくのは、この「裏の検索」まで見越して、答えるページを用意しているかどうかです。
裏で行われる検索は、ユーザーが入力した質問よりも、ずっと細かいテーマに分かれています。つまり、GoogleのAIに選ばれるには、細かく分かれたテーマ1つ1つに、具体的に答える情報がサイトの中になければなりません。
だからこそ、狙う相手を徹底的に細かく分け、そのニッチな疑問や条件に、自社の事実で答えるページを積み上げてください。「〇〇市の注文住宅」という大きなテーマのページ1つではなく、「共働き世帯の打ち合わせ」「子育て世帯の間取り」「〇〇地区での施工事例」のように、細かい疑問ごとに答えるページを用意するのです。大きなテーマで上位を狙うより、細かいテーマを取りこぼさないほうが、GoogleのAIには選ばれやすくなります。
GoogleのAIで選ばれるためにやるべき6つのこと
GoogleのAIで選ばれるためにやるべきことは、以下の6つです。どれも、どの質問で、誰に、何を理由に選ばれたいのかという設計ができていることが前提です。設計の進め方は、LLMO対策とはの設計編で詳しく紹介しています。
- SEOの基本を固める
- ファンアウトを見越して、関連する質問に答えるページを作る
- 検証可能な事実と一次情報を書く
- 構造化データを、ページの中身と一致させる
- Googleビジネスプロフィールを整える
- スニペットの制限を確かめる

それでは、1つずつ見ていきましょう。
1 SEOの基本を固める
最初に、ページがGoogleに登録(インデックス)され、検索結果に表示される状態を作ってください。登録されていないページは、AIによる概要にもAIモードにも使われないからです。
Google Search Consoleで、大事なページがインデックスされているかを確かめましょう。登録されていないページがあれば、原因を直して、登録をリクエストします。XMLサイトマップの登録、ページの表示速度、スマートフォンでの見やすさといったSEOの基本が、そのままAIO対策の土台になります。
2 ファンアウトを見越して、関連する質問に答えるページを作る
狙う質問だけでなく、その裏で行われそうな関連する検索にも、答えるページを用意してください。AIは、裏の検索で見つけたページを読み比べて答えを作るからです。
たとえば「〇〇市でおすすめの工務店は?」という質問の裏では、「〇〇市 工務店 評判」「〇〇市 注文住宅 費用」「〇〇市 工務店 施工事例」といった検索が行われていると考えられます。その1つ1つに、自社の事実で答えるページがあるかを確かめましょう。基準は、狙う質問1つにつき、関連する検索を3〜5個書き出し、それぞれに答えるページがあるかを確認することです。
3 検証可能な事実と一次情報を書く
AIが推薦の理由として使える、検証可能な事実と一次情報を書いてください。「地域No.1」のような言葉は、AIには検証できないからです。
創業からの年数、実績の件数、対応している地域と時間、料金の目安、実際の事例と数字。自社にしか書けない事実が、AIの答えの中で推薦の一文になります。具体的な書き方と例文は、LLMO対策とはの記事の実践編で紹介しています。
4 構造化データを、ページの中身と一致させる
構造化データを使う場合は、ページに表示されている内容と必ず一致させてください。Googleは、AIの機能に向けたベストプラクティスとして、構造化データがページの見えている内容と一致していることを挙げています(Google 検索セントラル)。
会社名、住所、電話番号、営業時間、料金、よくある質問などを構造化データで書くなら、ページの本文と同じ内容にしましょう。構造化データだけに書いてある情報や、本文と食い違う情報は、かえって信頼を損ないます。
5 Googleビジネスプロフィールを整える
地域で選ばれる事業なら、Googleビジネスプロフィールを整えてください。「近くのおすすめの〇〇は?」のような地域の質問では、Googleビジネスプロフィールの情報や口コミが、AIの答えの材料になるからです。
営業時間、サービス、写真、口コミへの返信を、正確に、新しく保ちましょう。具体的な基準と手順は、MEO対策の記事で紹介しています。
6 スニペットの制限を確かめる
ページに、検索結果での表示を制限する設定が入っていないかを確かめてください。Googleは、nosnippetやmax-snippetといった設定で、ページの内容がAIの機能に使われる範囲を制限できると説明しています(Google 検索セントラル)。
反対に言えば、意図せずこうした設定が入っていると、AIの答えにページの内容が使われなくなります。制作会社がテンプレートで入れていることもあるので、一度、ページのソースで確かめておきましょう。
AIO対策の成功事例
支援した東京都足立区の接骨院は、GoogleのAIモードでも、「都内で最もスポーツ障害に強い接骨院はどこですか?」という質問に、1院だけ挙げられています。

94の症状について、それぞれ院を探す質問をGoogleのAIモードにしたところ、78の症状で名前が挙がり、56の症状で1番目に推薦されました。ChatGPTとあわせた188件では、145件で1番目、1位推薦率は77.1%です。そして同じ時期に、コンバージョン(新規予約)は月25件から64件へと約2.6倍に増えました。
特別なAIO対策をしたわけではありません。SEOの基本を固め、症状ごとに検証可能な事実を書いたページを積み上げた結果です。
AIO対策でよくいただく質問
最後に、AIO対策についてよくいただく質問に答えます。
AIO対策とLLMO対策、GEO対策は、何が違いますか?
やることは同じです。違いは、言葉の生まれ方と、主に見ているAIです。

| 言葉 | 生まれ方 | 主に見ているAI |
|---|---|---|
| LLMO | 日本で広まった呼び名 | ChatGPTなどのAI全般 |
| AIO | Googleの「AI Overviews」への対策から | 主にGoogleのAI(AIによる概要、AIモード) |
| GEO | 2023年の学術論文で名付けられた | 生成AIの検索全般 |
どの言葉で呼んでも、検証可能な事実で選ばれる理由を示すという中身は変わりません。詳しくはLLMO対策とはで解説しています。
AIによる概要が出ると、クリックは減りますか?
減ります。AIによる概要が表示されると、検索結果のリンクがクリックされる割合は、ほぼ半分になります。

米国の調査では、AIによる概要が表示された検索でリンクがクリックされた割合は8%で、表示されない検索の15%のほぼ半分でした(Pew Research Center、2025年7月)。だからこそ、検索結果の10件に並ぶことより、AIの答えの本文の中で、理由つきで推薦されることを目指してください。
AIによる概要に表示させない方法はありますか?
あります。nosnippetなどの設定で、ページの内容がAIの機能に使われる範囲を制限できます。
ただし、表示を止めると、AIの答えの中で推薦される機会も失います。集客を目的とするなら、制限はおすすめしません。
AIO対策の効果は、どこで確かめられますか?
Google Search Consoleで、検索全体の表示回数とクリックの変化を確かめてください。
Googleは、AIの機能に表示されたときの流入も、Search Consoleの検索の数字に含まれると説明しています(Google 検索セントラル)。あわせて、狙う質問をAIモードに実際に聞き、自社が挙がるかを月に1回確かめましょう。
AIO対策の費用は、どれくらいかかりますか?
自社で取り組めば、費用はほとんどかかりません。
6つのことは、どれもSEOの基本の延長にあります。外注する場合は、設計だけか、ページの制作までかで費用が変わります。費用の相場は、LLMO・AIO対策の費用相場で、19社の公開料金をもとに詳しく解説しています。
AIO対策なら、株式会社ネイクにお任せください

GoogleのAIで選ばれる状態をつくりたいなら、ぜひ一度ご相談ください。この記事に書いたことは、弊社が実際の支援でやってきたことです。
1位推薦率77.1%。GoogleのAIモードとChatGPTの188件のうち145件で1番目に推薦

支援した接骨院は、GoogleのAIモードとChatGPTに聞いた188件のうち、145件で1番目に推薦されました。狙う質問を設計し、裏で行われる検索まで見越してページを積み上げてきた結果です。
推薦されるだけでなく、コンバージョンは月25件から64件へ約2.6倍に

AIに推薦されても、問い合わせや予約が増えなければ意味がありません。この接骨院では、同じ時期にコンバージョン(新規予約)が月25件から64件へと約2.6倍に増えました。
AI検索だけでなく、SEOからコンバージョンまでを一続きで支援
弊社は、LLMO・AIO対策だけを切り出して行うことはしません。GoogleのAIで選ばれるには、その土台になるSEOが欠かせないからです。そして、選ばれたあとに問い合わせや購入につながらなければ、集客の意味がありません。
SEO、AI検索、そして地域で選ばれる事業ならGoogleマップ(MEO)まで、事業の形と状況に合わせて、必要な方法を選んで組み合わせます。目指すのは、AIに推薦されることの先にある、コンバージョンです。
ご相談から最後まで、担当は代表1人

約10年、93社の集客を支援してきた代表の松澤が、最初のご相談から支援の最後まで直接担当します。ご相談は無料です。いまの事業がGoogleのAIにどう見えているかを、一緒に確かめるところから始めましょう。どんな段階のご相談でも、気軽にお声がけください。

