マーケティングとはコンテンツの質を劇的に向上させる活動である
私にとってのマーケティングは、コンテンツの質を劇的に向上させる活動です。
コンテンツとは幅広い概念です。プロダクトもコンテンツ、記事もコンテンツ、動画もコンテンツ、会話もコンテンツです。オンライン、オフラインも関係ありません。
それら全てのコンテンツはユーザーのために存在します。
ユーザーにとって価値があればコンテンツの質が高く、価値がなければコンテンツの質が低いということです。
そして、それらのコンテンツの質を劇的に高める活動がマーケティングです。
最高のマーケティングとは、最高のユーザー体験を形成する活動であり、最高のユーザー体験は最高のコンテンツによって形成されるのです。
一方で、よくマーケティングを、売るための仕組みづくりと言いますが、私はそういう考えを持っていません。
少なくとも私の経験では、売るために活動すればするほど、売上は遠のいていきました。ユーザーにとって良いものができないからです。売上のために意思決定をしてしまうと、知らぬ間にユーザーに嫌われるアクションを選択してしまいます。例えば、CVRを高めることが、買うべきではないユーザーに買わせることだと気付けないのです。
ユーザーにとって良いものを作れば作るほど、売上が面白いように増えていきます。
良質なコンテンツを作り続けただけで、問い合わせが月100件を超えたプロジェクトはざらにありました。マーケティングにおける売上とは目的ではなく結果なのです。
良質なコンテンツはユーザーの人生の質を向上させるもの
良質なコンテンツとは、ユーザーの人生の質を向上させるものです。
突出して価値あるコンテンツを作ると、驚くほど大きな成果が生まれます。
なぜなら、人は自分にとって価値あるところに集まり、自分にとって価値あるものを購買するからです。
どれだけ露出を増やしても、キャッチーな言葉で煽っても、そこに価値がなければユーザーが購買することはありません。目の前の数字が重要なのではなく、目の前のユーザーが満足してくれていることが重要です。
最近ではAIの進化によって、今までの常識では考えられないような、驚くような機能を持つツールがどんどん登場しています。
使えるものはどんどん使えばいいと思います。でも、あらゆるツールは、自らの思考を支えるために使うべきです。ツールに使われているうちは、良質なコンテンツは生まれません。ユーザーにとってどうか?という視点が持てなくなるからです。
良質なコンテンツを作るということは、ユーザーに焦点を当てるということです。
それが後で数字になって返ってくるのがマーケティングの醍醐味です。
残念ながら悪質なコンテンツでも売上は増えてしまう
一方で、世の中には悪質なコンテンツも存在します。
悪質なコンテンツとは、ユーザーの人生の質を低下させるものです。
例えば「○○するだけで稼げる!」のように射幸心を煽るようなケースです。悪質なコンテンツは、誇大表現を乱用したり、情報を捻じ曲げたり、不都合な真実を隠すのが特徴です。
そして残念ながら、悪質なコンテンツでも売上は増えてしまう世の中です。
一時的なハックやスパム、強引なセールスが未だに存在しているのがその証拠です。
つまり売上を得るための方法は二つあるということです。
一つ目は最高の価値を人や社会に届けること。二つ目は自分さえ良ければ何をやってもいいと考え、自分の儲けだけに集中すること。
私は一つ目の方法を選択しました。
もしあなたも、一つ目の方法を選択されるのであれば、良質なコンテンツに集中してみてください。
当然ですが、その方法を選択しても売上は増えます。
本当に良いものを提供すれば、自ずと結果はついてくる
マーケティングを学べば、「高確率で仮説が当たる」と思われがちですが、私が見てきた世界では必ずしもそうではありませんでした。
実際のところ、どんなマーケティングの達人だとしても、結果が出ることもあれば出ないこともあります。
確率は高められますが、それでも限界はあります。変数が多すぎるからです。
マーケティングは仮説を持つべきですが、仮説通りにいかないのもまたマーケティングなのです。
では、何を信じればいいのでしょうか?
それが「本当に良いものを提供すれば、自ずと結果はついてくる」という考え方です。
マーケティングが上手くいくかは、結局のところユーザーの感情や行動によって決まります。
ユーザーが興味を持つか、持たないか。ユーザーが足を運ぶか、運ばないか。ユーザーが購買するか、購買しないか。
いくら、強烈なセールスをしようが、ユーザーが買いたいと思わない限り購買には至らないのです。
だから、ユーザーが買いたいと思える状況を作る必要があります。
その状況を作るために必要なのが、ユーザーにとって本当に良いものを提供することです。
私は「腕よりマーケティングが大事」という考えに反対します
では、治療院の世界における「良いもの」とはなんでしょうか?
それは「腕」です。施術の腕、技術力といってもいいでしょう。
腕の良し悪しは、治療院マーケティングの中心です。
だから私は「腕よりもマーケティングが大事だ」という考えに反対です。
腕がなければまともなマーケティングができないからです。
マーケティングとは、誰かの問題解決のために存在します。
問題を解決してくれる「解決策」が商品でありサービスなのです。
では、治療院はどんな問題を解決するために存在しているのでしょうか?
肩が上がらない、椅子から立ち上がれない、後ろを振り向けないといった、身体的な問題を解決するために存在しているはずです。
となると、患者や顧客が買っているのは、やはりあなたの「腕」です。
その問題を解決できない限りは、どんなに広告を打っても、綺麗なサイトを作っても、患者や顧客にとっては全く意味がないからです。
マーケティングで成功したいなら、まずは腕を磨きましょう。次に論理的思考力やコミュニケーション能力、そして人間力を磨きましょう。そして、あなたの治療院が持つ価値を世の中に届けていきましょう。
これが治療院が取り組むべきマーケティングの手順だと考えています。
