接骨院や整体院などの治療院が、SEO上位表示を独占するためには、何をすればいいのでしょうか?
それはズバリ、キーワード選定とコンテンツ作成です。
そんなことか、と拍子抜けしてしまった方もいるかもしれません。しかし、多くのSEO実践者は、Googleのアルゴリズムを解析することばかりに終始して、結果を出すために必要な行動を起こさないのです。
キーワードを左に寄せる、見出しタグを設定する、タイトルタグを設定する。こういった広く語られている行動は、ほとんど意味がありません。SEO上位表示という結果を動かすには弱すぎるか、効果がないからです。
被リンクを獲得する、サイテーションを獲得する、ドメインオーソリティを高める。これらもほとんど意味がありません。これらは結果であり、行動ではないからです。
そうやって、効果的で再現可能な方法を突き詰めていく、やはり次の2つに辿り着くのです。
- キーワード選定
- コンテンツ作成
ここで紹介するのは、私が多くのプロジェクトで日本一の結果を出してきた、効果実証済みのプログラムです。
それを繰り返せば、多くのキーワードでSEO上位表示を独占できます。
どんな初心者でも、この手順に沿って実践していただければ、必ず結果が出ることをお約束します。
SEOの本質
そもそも、なぜ上位に表示されるサイトと、上位に表示されないサイトがあるのでしょうか?
この違いを理解することは、SEOの本質を理解することにつながります。
順に見ていきましょう。
SEOとは検索ユーザーに最高の価値を届けること
結論からお伝えすると、SEOの本質は検索ユーザーに最高の価値を届けることです。
「被リンクの方が重要なのでは?」と思われる方もいるのではないでしょうか?
実は、私も被リンクの重要性には同意しています。被リンクは、ランキングのシグナルとして活用されている重要な要素だからです。
一方で、考えなければいけないのは、なぜ被リンクが得られるのか?という理由です。
つまり、こうです。
被リンクは第三者が貼ってくれるものであり、自然に発生するものではありません。
第三者が「リンクを貼りたい」と思わない限り、被リンクが生まれないのです。
では、どんな原理が働けば、リンクを貼りたくなるのでしょうか?
それが突出した価値を提供することです。
それが本当にその人にとって素晴らしいものであれば、ついつい誰かに話したくなるものです。
もしくは、それが本当に信頼できる情報なのであれば、ついついWebサイトで引用したくなるものです。これらが被リンク獲得の原理です。
上位に表示されるサイトと上位に表示されないサイトの違いは、価値提供が十分か不十分かの違いなのです。
Googleが目指しているもの
次にGoogleの視点を見ていきましょう。
いまだに検索エンジンのシェアは、Googleがトップを維持しています。
現代においてのSEOは、Googleの検索エンジンで上位表示を目指すことを意味しています。
つまり、Googleが目指している方向性を知ることができれば、SEOの本質も理解できるはずです。
Googleは自らの使命を次のように語っています。
Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすることです。
その使命を果たすために導入しているシステムを、次のように説明しています。
Google の自動ランキング システムは、検索エンジンでのランキングを操作することを目的として作成されたコンテンツではなく、ユーザーにメリットをもたらすことを目的として作成された、有用で信頼できる情報を検索結果の上位に掲載できるように設計されています。
つまり、Googleも、ユーザーを第一に考えたコンテンツを重要視しており、有益なコンテンツを世界中から収集し、検索ユーザーにどんぴしゃな検索結果を返そうとしているのです。
であれば、私たちがやるべきことは単純です。
特定のキーワードで検索するユーザーにとって、最高に役立つ良質なコンテンツを作成することです。
そう考えると、私たちが取るべき行動は、大きく分ければ次の2つです。
- キーワード選定
- コンテンツ作成
その他にもいろいろな方法がありますが、そのほとんどを無視して構いません。
効果が少ないか、意味がないか、再現性が低いからです。キーワード選定とコンテンツ作成は、SEOの大部分の結果を生み出してくれる上に、やり方さえ学べば誰でも再現できる方法です。
それではさっそく、具体的な手順を見ていきましょう。
キーワード選定
まずはキーワード選定の進め方から見ていきましょう。
キーワードとは、検索ユーザーが検索窓に入力するテキストを指します。
なんらかのキーワードが検索窓に打ち込まれた時、それにマッチするコンテンツを用意していれば、あなたのコンテンツは上位に表示されます。そのターゲットを決めるために、キーワードを選定してください。
なお、今では音声検索や、画像検索、AIでの長文検索など、検索方法が多様化しています。しかし、キーワードを中心に考えて問題ありません。なぜなら、ここで重要なのは、キーワードではなくニーズだからです。ニーズさえ的確に捉えることができれば、どんな形であれ自然検索流入は最大化できます。
念のためお伝えすると、キーワードをキーワードとしてしか捉えられないSEO実践者は、高い確率で失敗します。
繰り返しになりますが、重要なのはキーワードではなくニーズです。ニーズを捉えるための手段としてキーワードが存在するに過ぎません。
それではその方法を見ていきましょう。
1.関連するキーワードを抽出する
まずは、あなたの治療院に関連するキーワードを、全て抽出しましょう。
この時点では、単語レベルで構いません。例えば「腰痛」「肩こり」などです。
「腰痛 治し方」や「腰痛 整体」のような複合ワードは不要です。次のステップでまとめて抽出するからです。
この時点では、何かを判断する必要はありません。とにかく考えられるだけキーワードを出しましょう。
あえて目安を出すならば、100〜300件くらいリストアップできれば上出来です。リストアップできたら、GoogleスプレッドシートやExcelなどのファイルに記述しておきましょう。
2.複合ワードを抽出する
次に、複合ワードを抽出しましょう。
この工程を手動で実行するのは不可能です。何らかのキーワードツールを使用しましょう。
おすすめはラッコキーワードです。無料登録するだけで、複合ワードを抽出できます。
例えば、「腰痛」で検索すると、「腰痛 原因」「腰痛 治し方」「腰痛 ストレッチ」といった複合ワードを一気に抽出してくれます。
ここで抽出したい複合ワードは、勘やアイデアで出すものではありません。
Googleの検索エンジンにおいて、実際に検索されている複合ワードです。だから専用のツールを使用する必要があるのです。
前のステップでリストアップした全キーワードを対象に、複合ワードを抽出しましょう。
3.検索ボリュームを抽出する
検索ボリュームとは、そのキーワードが月に何回検索されているかを表す数字です。
Googleが保有する巨大なデータベースでそれが管理されています。
実際の検索ユーザーの行動に伴って、毎月のようにキーワードの検索ボリュームが変動します。要するに、需要の大きさを数字で表してくれるのです。検索ボリュームが大きいキーワードで上位表示されれば、多くの流入数が期待できるということです。
今回は、直近1年間の月間平均検索ボリュームを出しましょう。
ツールは、Googleキーワードプランナーを使用します。
繰り返しになりますが、これもまた勘やアイデアで出すものではありません。Googleが保有するデータに基づいて、正確な検索ボリュームを抽出することに意味があります。検索ボリュームが少ないキーワードで上位表示されても、流入数はあまり期待できないからです。
Googleのキーワードプランナーに代替するツールも存在します。
ラッコキーワードです。有料会員になれば、Googleキーワードプランナーと、同じデータを取得することが可能です。
それらのツールを使用し、全ての複合ワードの検索ボリュームを出して一覧化しましょう。
4.検索ボリュームが存在するキーワードを選定する
ここから、キーワードの選定段階に移ります。
まずは、検索ボリュームが存在するキーワードを選定しましょう。
キーワードツールを見ていると、検索ボリュームが表示されないキーワードが見つかります。「-」「0」「空欄」とのキーワードです。
これらのキーワードは原則除外してください。
検索ボリュームがなければ、そのキーワードで上位表示しても集客に繋がらないからです。
検索ボリュームが、「10」以上の数字で表示されていれば選定の対象です。
※注意
検索ボリュームが0のキーワードを、意図的に選定するテクニックも存在します。チャレンジしてもいいですが、あまりおすすめしません。成功より失敗の確率のほうが高いからです。また、検索ボリュームが少ないキーワードの回避を主張する専門家も存在します。実は私もそれには同意しています。一方で、検索ボリューム100未満でも、お宝のようなキーワードが存在するのも事実です。そういったキーワードを見逃さないためにも、この段階では100未満のキーワードも抽出すべきです。
5.キーワードの重複を排除する
検索ボリュームが存在するキーワードの中から、重複を排除しましょう。
重複とは、「ニーズの重複」を意味します。
例えば「腰痛 原因」と「原因 腰痛」は順序が異なるだけで、ニーズは同一です。
こういったケースでは、検索ボリュームが多い方を残し、もう一方は削除しましょう。
「腰痛 原因」「腰痛 なぜ」のようなキーワードも同様です。言葉は違えど、ニーズは同一と考えられるからです。
数万ものキーワードリストを眺めながら、一つ一つ重複を確認するのは骨が折れるはずです。手を抜きたくなる人もいるでしょう。
しかし、この作業をどれだけ丁寧に進めるかで、この後のキーワード選定の精度が劇的に変わります。大変ですが、最後までやりましょう。
6.コンバージョンに近いキーワードを選定する
ここまでの工程で、だいぶキーワードが絞れたはずです。
それらの中でも、コンバージョンに近いキーワードと、コンバージョンまで遠いキーワードに分類しましょう。
そして、コンバージョンに近いキーワードを優先的に選定しましょう。
ユーザーの検索行動を、時系列で整理するとわかりやすいです。
左から右に向かう、一本の長い矢印をイメージしてください。
その右側に位置するキーワードが、コンバージョンに近いキーワードです。
左側に位置するキーワードでも、コンバージョンに至る可能性はありますが、非常に困難です。
少し前まではこれらのキーワードを狙って集客を増やすこともできたのですが、今ではほとんど意味がなくなっています。
なぜなら、AIの回答で満足できる時代になったからです。
単に知識を得たいだけのキーワード検索では、わざわざサイトにアクセスしなくても、AIからの出力だけで一定の満足が得られるからです。
7.自院の強みを活かせるキーワードを選定する
いよいよ、本当に重要なキーワードに絞り込んでいくフェーズです。
ここまでのフェーズでは、需要が存在するキーワードを選定してきました。
次にやるべきは、需要がある中で、自院の強みが活かせて、かつ競合他院が太刀打ちできないようなキーワードを選定することです。
まずは自院の強みを活かせるキーワードを選定しましょう。
仮にあなたがカイロプラクティックの専門家ならば、「腰痛 原因」よりも「腰痛 カイロプラクティック」といったキーワードのほうが、強みを活かしやすいということです。
「腰痛 原因」と検索するユーザーは、カイロプラクティックの話を聞きたいわけではなく、幅広い観点で腰痛の原因を突き止めたいと思っているからです。
場合によっては、消化器系の病気、婦人科系の病気、泌尿器科系の病気に由来しているかもしれません。要するに、接骨院や、整体院の範疇を超えた情報提供が必要かもしれないのです。
ユーザー視点で考えましょう。
ユーザーが求めている情報と、あなたの強みが完全一致していれば、それは絶対に選定すべきキーワードです。
8.競合性が低いキーワードを選定する
次に、競合性が低いキーワードを選定しましょう。
競合性とは相対的な概念です。
あなたの治療院が競合他院と比べて、優位に立てるか、それとも劣位に立たされるかを考えなければいけません。
そのためには実際にそのキーワードで検索する必要があります。
そこで表示される、少なくとも上位10件のページを確認してみましょう。
それらと比べて、突出した価値を提供できると確信されたなら、競合性が低いと判断できます。反対に、なかなか太刀打ちできないと思われたなら、競合性が高いと判断できます。
他にも色々な観点があるのですが、細かいことは気にする必要はありません。
結局のところ重要なのは、検索ユーザーにとって突出した価値を提供できるかどうかだからです。他院と比べてそれが実現できるなら、SEOにおいては優位に働きます。
9.キーワードに優先順位を付ける
最後にキーワードに優先順位をつければ、キーワード選定は完了です。
この段階では、100〜200件前後のキーワードがリストアップされているはずです。
もしそれよりも極端に少ない、もしくは多い場合は、ここまでのプロセスのどこかに問題があります。重要なキーワードを排除してしまったり、重要ではないキーワードを入れてしまっている可能性があります。もう一度振り返ってみましょう。
100〜200件前後に収まったなら、あとはそれらに優先順位を付けるのみです。
考え方はシンプルです。あなたの考えるマーケティング戦略に基づいて優先順位をつければいいのです。つまり、目的、目標、リソースを総合的に考えて、決断をするしかありません。
例えば、腰痛に悩まれる方を集めたいという目標がある場合で考えてみましょう。
腰痛が1ヶ月以上にわたって長期化した事例や、その問題を解決したノウハウを持っているのであれば、「腰痛 1ヶ月続く」といったキーワードが優先されます。
大変ですが、その要領で全てのキーワードを確認しましょう。
全てのキーワードに優先順位が付いたら、あとはその順番通りにコンテンツを作成するだけです。
コンテンツ作成
キーワードとコンテンツのどちらが重要か?と問われれば、私はコンテンツと回答します。
なぜなら、Googleが評価する対象は、キーワードではなくコンテンツだからです。キーワード選定は、コンテンツ作成に向けた下準備です。
では、コンテンツとはなんでしょうか?
コンテンツとは、ユーザーにとって価値があるモノやコトの総称です。
そのなかで、ユーザーの人生の質を向上させるコンテンツが、良質なコンテンツです。
そして、コンテンツが良質であればあるほど、SEO上位表示が達成されていくのです。
それではコンテンツの作り方を見ていきましょう。
10.対象キーワードを選定する
まずは対象キーワードを選定しましょう。
キーワードの優先順位に従って、1つのキーワードを選択すればそれでOKです。
この時点で2つ3つのキーワードをまとめて選択してはいけません。
原則は1キーワードに対して1コンテンツを作成することです。2つ3つの異なるキーワードを、まとめて1つのコンテンツにしてはいけません。なぜなら、キーワードによってニーズが異なるからです。
繰り返しになりますが、キーワードが重要なのではなく、ニーズが重要なのです。
その特定のニーズを満たすために特定のコンテンツが存在するのです。いくつもの異なるニーズを、1つのコンテンツで満たすのは不可能です。
やることは簡単です。
1つのキーワードを選択するだけです。
11.検索ユーザーのニーズを捉える
選択したキーワードを起点に、検索ユーザーのニーズを捉えましょう。
まずはシンプルに考えてみましょう。
大まかなニーズであれば、何も考えなくてもキーワードから直接読み取れます。
「腰痛 原因」→腰痛の原因を知りたい
「腰痛 治し方」→腰痛の治し方を知りたい
次に、そのニーズを深掘りしていきましょう。「なぜ、それが知りたいのか?」を3回以上問い続け、ニーズの核心に迫りましょう。
例えば以下のように思考していきます。
腰痛の原因を知りたい
↓なぜ?
腰痛がなかなか良くならないから
↓なぜ?
自分なりに調べてやってみたけど効果がなかった
↓なぜ
一般論ばかりで自分の固有の状況にマッチした情報がなかった
なぜ?で掘り下げて、つまり?で結論を導き出すアプローチがおすすめです。
↓なぜ
一般論ばかりで自分の固有の状況にマッチした情報がなかった
↓つまり?
自身が抱える腰痛の原因を特定したい
- 腰痛の原因を知りたい
- 自身が抱える腰痛の原因を特定したい
この2つは、似ているようで全く異なります。後者のようなニーズを的確に捉えていきましょう。
※注意
ニーズは仮説の域を出ることはありません。ニーズとはその大部分が、ユーザーですら認識できていないからです。私たちができるのは、仮説の精度を高めていくことだけです。
12.コンテンツのゴールを設定する
次のコンテンツのゴールを設定します。
なんのためのコンテンツか?という目的や目標のことです。
ニーズと重なる部分もありますが、少し違います。
ニーズはコンテンツの入口に値しますが、ゴールはコンテンツの出口に値します。そのニーズを持つユーザーが、コンテンツを通じて最終的にどうなっているのが理想か、を表すのがコンテンツのゴールです。
例えば次のような関係性です。
- ニーズ:自身が抱える腰痛の原因を特定したい。
- ゴール:自身の腰痛の原因を特定する。それによって普段通りの日常生活を取り戻す。
この中で最も重要なのが「普段通りの日常生活を取り戻す」です。
この結果をユーザーに提供することをミッションに、コンテンツの中身を構成していくのです。
13.ユーザーに伝えるべき主張を決める
コンテンツにおける一貫した主張を決めましょう。
あなたがユーザーに伝えるべきメッセージのことです。
「腰痛 原因」のケースで考えると、例えば次のような主張を設定します。
一方で、「あなたの生活習慣を紐解くべきだ」「医療機関を受診すべきだ」といった主張は避けるべきです。
なぜなら、そんなことを言われてもユーザーは行動に移せないか、コンテンツを読んでいる時点で何の解決にもなっていないからです。
14.コンテンツのウリを決める
同時にコンテンツのウリを決めましょう。
他のコンテンツにはない、このコンテンツにしかない強みのことです。付加価値と言ってもいいでしょう。
前述した「30のチェックリストを用意する」が、まさにコンテンツのウリです。
- 画像を多用する
- 数を増やす
- 情報を厳選する
- 実際のユーザーの声を反映させる
- アンケート結果を提示する
- ランキング形式にする
など、なんでも構いません。
ユーザーのニーズを満たし、ゴールの達成に貢献することが、何よりも重要だからです。そのために最適だと思われるウリを設定しましょう。
15.目次に落とし込む
それでは、目次に落とし込んでいきましょう。
ここまでの思考を、いよいよ形にしていくステップです。
目次の基本形は、以下のような階層構造です。
1.
1-1.
1-2.
1-3.
2.
2-1.
2-2.
2-3.
3.
3-1.
3-2.
3-3.
例えば、今まさに読んでいる章は、次のように構成されています。
3.コンテンツ作成
3-1.対象キーワードを選定する
3-2.検索ユーザーのニーズを捉える
3-3.コンテンツのゴールを設定する
3-4.ユーザーに伝えるべき主張を決める
3-5.コンテンツのウリを決める
(以降続く)
ある主題を大見出しにして、その主題に対する要素を小見出しにする。そう考えれば、そんなに難しいものではありません。
16.見出しの表現をブラッシュアップする
見出しはできる限りわかりやすい表現を目指しましょう。
ユーザーの知りたいことに対して、簡潔に見出しで結論を示すことが重要です。
例えば、以下は悪い例です。
3-1.なぜキーワード選定が重要なのか
3-2.ニーズを捉えよう
3-3.ニーズ以外にコンテンツに必要なこと
3-4.あなたはユーザーに何を伝えたいですか?
3-5.コンテンツのウリがコンテンツの価値を決める!
(以降続く)
表現がバラバラで、何を伝えたいのかがわかりません。ユーザーからすれば、何をどうすればいいかが伝わってこないのです。
それに比べると、以下は何をどうすればいいかがはっきりと伝わります。
3-1.対象キーワードを選定する
3-2.検索ユーザーのニーズを捉える
3-3.コンテンツのゴールを設定する
3-4.ユーザーに伝えるべき主張を決める
3-5.コンテンツのウリを決める
(以降続く)
ユーザーにとってわかりやすいかどうかを基準に、見出しの表現をブラッシュアップしていきましょう。
17.本文を執筆する
いよいよ本文の執筆です。
先ほど決めた、目次や見出しに従って本文を執筆しましょう。
ポイントは2つです。
1つ目は、結論から書くことです。
ついつい前置きや背景を語りたくなってしまいますが、まずは結論から書くことを徹底しましょう。
良く使われるフレームワークにPREPがあります。結論→理由→具体例→再結論の構成です。この枠組みも、結論から書くことを推奨しています。
2つ目は、余計なことを書かないことです。
複数の論点を取り上げてしまうと、わかりにくい本文になってしまいます。
原則は1見出しにつき1論点です。その論点の範囲で、本文を執筆しましょう。
18.タイトルを決定する
執筆が完了したら、タイトルを決定しましょう。
タイトルは、ユーザーがそのコンテンツを読むか読まないか(クリックするかしないか)を決定する、とても重要な要素です。
通常、SEOの検索順位に応じて、平均的なクリック率がある程度決まっていきます。
1位なら27%、2位なら18%、3位なら14%といった具合です。タイトルの作り方次第では、これらの平均値を大きく上回ることは可能です。1位表示で60%を超えたり、2位表示で40%を超えたケースはざらにあります。
「腰痛 原因」の例で言えば、以下のようなタイトルを作ります。
タイトル作成で重要なのは、第一にニーズを的確に捉えることです。ニーズを捉えていれば、一定のクリック率を記録できます。
第二に重要なのは、ベネフィットを的確に表現することです。これらを上手く表現できれば、例えば2倍以上のクリック率を記録することは可能です。クリック率の高さは、SEOの順位にも好影響を与えます。
19.パーマリンクを設定する
コンテンツを公開する準備に移ります。
まずは出来上がったコンテンツのパーマリンクを設定しましょう。パーマリンクとは、ページごとに設定するURLのことです。
例えば本ページは、以下の通り/seoと設定しています。
その理由はシンプルです。SEOに関するページだからです。
Googleは、URLのベストプラクティスとして、シンプルでわかりやすい単語を使用することを推奨しています。
推奨(シンプルでわかりやすい単語)
https://example.com/wiki/Aviation非推奨(意味のない長い ID 番号)
https://example.com/index.php?topic=42&area=3a5ebc944f41daa6f849f730f1
そのページの主たるテーマを単語にして、パーマリンクを設定しましょう。
20.htmlタグを設定する
htmlタグを設定しましょう。
htmlタグとは、Webページに書かれている内容を、Googleに理解してもらいやすくするための目印です。
技術的で難しそうな雰囲気はありますが、身構える必要はありません。
WordPressのようなCMSを利用している場合、ボタンを押すだけで設定できるからです。
主要なhtmlタグは以下の通りです。
- titleタグ:ページタイトルを示すタグ
- h1〜h6タグ:見出しを示すタグ
- pタグ:段落を示すタグ
- brタグ:改行を示すタグ
- aタグ:リンクを示すタグ
- imgタグ:画像を表示するタグ
- ulタグ:順序のない箇条書きを示すタグ
- olタグ:順序のある箇条書きを示すタグ
- tableタグ:表形式を示すタグ
- blockquoteタグ:引用を示すタグ
- strongタグ:重要な語句を示すタグ
これだけでSEO効果を高められるわけではありませんが、基本的なSEOの所作としては押さえておくべきです。
21.カテゴリを設定する
見出しと同じように、Webサイトにも階層構造が存在します。
その階層構造を作る役割を担うのがカテゴリです。
複数あるWebページをグループ化したのがカテゴリであり、そのグループに付ける固有の名称がカテゴリ名です。
漏れなく重複のないカテゴリを作り、ユーザーにとってわかりやすいカテゴリ名を付けましょう。
htmlタグと同じで、これだけでSEO効果を高められるものではありませんが、綺麗に設定するに越したことはありません。
22.コンテンツを公開する
ここまでの手順が完了したら、コンテンツを公開しましょう。
コンテンツ作成の手順はここまでですが、この後に待っているのはコンテンツの運用フェーズです。
- 同僚や友人に共有する
- SNSに投稿する
- 広告に活用する
など、実際に作成したコンテンツを、ユーザーに届けていきましょう。
何もせずに待っているだけでもSEO上位表示されますが、コンテンツが拡散されれば、一気にGoogleのクローラーが回り出し、早期にSEO上位表示を達成できるケースがあるからです。
治療院向けのSEOに関するアドバイス
最後に、治療院に向けたアドバイスをお伝えします。
まずは治療院経営を軌道に乗せよう
SEOで結果を出したいなら、治療院経営を軌道に乗せることが先決です。
「軌道に乗せるためにSEOに取り組むんじゃないか」と思われるかもしれません。しかし現実はそう簡単ではありません。
現代のSEOは、事業の実態に合わせて評価されるようになってきているからです。
上手くいっている治療院はSEOで評価されやすく、上手くいっていない治療院はSEOで評価されにくいのです。
何か裏技を使ったとしても、短期的には反応が得られるかもしれませんが、すぐに順位を落とされることでしょう。
なぜそうなっているのかというと、GoogleはE-E-A-Tを品質評価に取り入れているからです。
何かの分野に長けている専門家や、メディアに取り上げられるような権威ある方であれば、E-E-A-Tの観点でポジティブに評価されます。
シビアな言い方をすれば、専門性も権威性も信頼性もない治療院は、SEOの土俵にすら上がれないということです。
現代のSEOは実態以上の評価はされません。
だから実態そのものを強化していくことが先決なのです。
キーワードに固執せず良質なコンテンツを発信しよう
キーワードに固執せず、色々な可能性を模索して良質なコンテンツを発信しましょう。
本ページでも何度かお伝えしましたが、キーワードはニーズを捉えるための手段でしかないからです。
例えば、実際のユーザーの声を聞いてみましょう。
その声が存在しているということは、ニーズもまた存在しているということだからです。
それがキーワード化されていなかったとしても、そのニーズが存在しているなら、その声に応えるコンテンツを作ることに価値があります。
施術中の何気ない会話、問い合わせのメール文、電話の内容、SNSの投稿など、あらゆる場面に、ユーザーニーズを発見するヒントがあります。
それらのヒントを拾って、コンテンツ作成に活用しましょう。
なお、それでもキーワード選定を推奨する理由は、無料で、簡単に、数字付きで需要を把握できるからです。
昔は、リサーチ会社に依頼して、高額なコストをかけてでしか、需要を把握する方法がありませんでした。でも今は違います。Googleキーワードプランナーを使えば、どんなテーマに、どの程度の需要があるのかを瞬時に把握できます。
それ以上に画期的な方法があるなら、キーワードを選定する必要はありません。
一般論などありきたりな発信はやめよう
一般論を語るほど世の中にとって意味がないものはありません。
なぜなら、一般論はすでに世の中に溢れているからです。すでにあるものを量産することに、なんの意味もありません。
では、なぜ一般論ばかりのコンテンツが、こんなにも溢れているのでしょうか?
それは、著者が何も考えていないからです。
自分なりの試行錯誤の結果であれば、そんな一般論ばかりになるはずがありません。
誰かが考えていることと、あなたが考えていることが、すべて完全一致するはずがないからです。
人には人の意見があり、同じ事実を見ていたとしても、異なる解釈をするものです。そういった個々の思考が反映されたコンテンツが、独自性のあるコンテンツなのです。
まずは自分の頭で考えましょう。
既存のコンテンツからヒントを得たり、AIに聞いてみるのもダメではないですが、あまりにも偏りすぎるのはダメです。
コンテンツはあなたの思考によって生み出されるべきです。
地域キーワードでの上位表示を狙ってみよう
多くの治療院にとって、上位表示を狙うべきキーワードは地域キーワードです。
「新橋 整体」や「千葉市 中央区 接骨院」などです。
治療院の所在地に関連する地域キーワードで上位表示を達成できれば、それだけで多くの予約が入ることでしょう。
実際にとある整体院で、地域キーワードで1位表示を達成したところ、月の新規予約数が3倍に増えました。
地域キーワードで検索しているユーザーは、すでに治療院をそのエリアで探し始めている、いますぐ客だからです。
地域キーワードで上位表示を達成するための方法は、やはり良質なコンテンツを作ることです。
ただし、今までの話と少し考え方が異なります。地域キーワードで上位表示されるページは、往々にしてトップページです。
では、どうすればトップページを上位に表示させられるのでしょうか?
その方法が、良質なコンテンツを作ることなのです。
Webサイトに多くの良質なコンテンツを格納することによって、その上層に値するトップページに評価が集約されるという考え方です。
HubSpotが提唱した、トピッククラスターというモデルがありますが、それに近いです。
SEOにおけるページの評価はリンクによって受け渡されます。
これをリンクジュースと呼びます。複数の良質なコンテンツは、当然ながらトップページにリンクされています。それらの価値の総量が、その地域において最も大きければ、地域キーワードで上位表示される可能性が高まります。
Googleビジネスプロフィールの存在も多大な影響を与えます。
Google口コミがその最たる例です。まだ開設していないなら早く開設しましょう。そして口コミを増やす仕組みを導入しましょう。
その道のプロフェッショナルであり続けよう
あなたが本当に素晴らしい価値を提供したい、素晴らしい結果を出し続けたいと思うなら、プロフェッショナルであり続けましょう。
SEOには抜け道もなければ裏技も存在しません。
どんなにSEOに詳しくても、その道のプロフェッショナルには敵いません。SEOに詳しい人がSEOで成果を出せるのではなく、その道のプロフェッショナルがSEOで成果を出せる構造になってきているからです。昔のように、テクニックでSEO上位表示できていた時代とは違います。アルゴリズムが進化しているからです。
だから学び続け、実践し続けましょう。
その道のプロフェッショナルであり続けることが、SEO上位表示を独占するための一番の近道です。
検索ユーザーに最高の価値を届けよう
日々身体と向き合っている治療家にとって、SEOはなんだかとっつきにくく、難しそうに見えるかもしれません。
でも実は、その難しそうに見える大部分を理解する必要がないのです。テクニックに走ってしまえば、むしろ成果から遠のいてしまうからです。
重要なのは、検索ユーザーに最高の価値を届けることです。
その過程でちょっとしたコツはありますが、そんなに難しいものではありません。
ぜひ本ページを参考に、突出して価値あるコンテンツを作ってみてください。きっと、こんな簡単に上位表示されるものなのか!と驚くはずです。
