症状ページを作ろうとして、何を書けばいいのか分からず手が止まっていませんか?あるいは、腰痛や肩こりのページはひと通り作ったのに、そこから予約が入っていないのではないでしょうか。
結論から言えば、症状ページには型があります。5つの要素を、決まった順番で並べるだけです。この型通りに症状ページを作成すると、検索エンジンでは上位表示され、AI検索でも推薦が生まれ、実際に予約や来院に繋がることに驚かれることでしょう。
実際に私が支援した東京都足立区の接骨院では、この型で作った症状ページが「足立区 足首捻挫」で検索1位を獲得しました。AI検索でも評価され、1番に推薦され、実際に足首を捻挫した子どもが来院しています。東京都豊島区の整骨院も「豊島区 ぎっくり腰」などのキーワードで1位表示しており、岩手県の整体院は「捻挫 整体」「腰椎分離症 整体」といった症状キーワードでも上位を取り、月の予約件数を倍増させました。いずれも、かけた広告費は0円です。
ここでは、症状ページを構成する5つの要素と、そこに何を入れるべきかをお伝えします。読み終えていただければ、明日から自院の症状ページに着手できるようになるでしょう。
それでは、さっそく見ていきましょう。
症状ページを構成する5つの要素
症状ページは、次の5つの要素で作ります。「◯◯」には、腰痛、ぎっくり腰、有痛性外脛骨といった症状名が入ります。
| # | 要素 | 役割 |
|---|---|---|
| 1 | ◯◯とは | 基本情報の説明 |
| 2 | ◯◯の施術方法 | 擬似体験の提供 |
| 3 | 当院が◯◯でお困りの方々に選ばれる理由 | 確信の形成 |
| 4 | ◯◯でお困りの方からいただくよくある質問 | 抜け漏れの回収 |
| 5 | ◯◯でお困りなら当院にご相談ください | 予約の促進 |
この順番には意味があります。症状を理解してもらい、施術を想像してもらい、この院でいいと確信してもらい、残った不安を消し、最後に予約へ運ぶ。患者さんの心の動きに沿って並んでいるからです。
ページタイトルは、この形にしてください。
「エリア名」で「症状名」にお悩みなら◯◯整骨院
それでは、5つの要素を1つずつ見ていきましょう。
要素1「◯◯とは」:基本情報を説明する
その症状の基本情報と、原因を書いてください。そのうえで、専門家として現場で見てきた肌感覚や経験を、そのまま入れてください。
- 「◯◯は△△が原因と言われていますが、実際に施術していると少し違います」
- 「教科書では□□とされますが、当院に来られる方の多くは、その手前で別のことが起きています」
こうした記述が入っていれば、調べれば書ける情報が、あなたにしか書けない情報に変わります。
ただし、教科書に書いてあることを並べるだけにしてはいけません。「◯◯とは、△△が原因で起こる症状です」「◯◯は□□と言われています」といった記述は、調べれば誰でも書けるからです。内容自体は間違っていませんが、これを読んで来院を決める人はいないでしょう。
要素2「◯◯の施術方法」:擬似体験を提供する
どんな考え方で、どんな理論で、どのような方法で施術するのか。この3つが理解できる状態を作ってください。
| # | 階層 | 書くこと | 患者さんが知りたいこと |
|---|---|---|---|
| 1 | 施術の方針 | 何を目指して施術するのか。何をしないのか | この院は、どういう考え方で身体に向き合うのか |
| 2 | 施術の理論 | なぜその方針で良くなるのか。身体に何が起きているのか | 自分の症状に、なぜそれが効くのか |
| 3 | 施術の方法 | 実際に何をするのか | 自分は、何をされるのか |
この3つは、つなげて書いてください。方針があるから理論があり、理論があるからその方法を選んでいる。この線が通っているかどうかで、伝わり方がまるで変わるからです。
たとえば、痛みが出ている場所ではなく原因になっている部位から整える、という方針を掲げたとします。ならば、なぜそこを整えると痛みが引くのかを説明する。そのうえで、問診で何を確認し、検査で何を見て、施術で何をするのかを書く。どれくらいの期間でどう変化していくのか、自宅で何をしてもらうのかまで、すべて同じ方針の延長線上に置くべきです。
並べ方は時系列でも、手法ごとの並列でも構いません。この3つがつながって伝わっていれば、順番は問いません。
なお「丁寧な施術」「根本改善」のような抽象的な言葉は避けましょう。読んだ患者さんの頭に何も浮かばないからです。何をどうするのかが浮かぶ言葉に置き換えましょう。3つが揃っていれば、患者さんは施術を受けている自分を思い描けるようになるでしょう。
要素3「当院が◯◯でお困りの方々に選ばれる理由」: 具体的に書いて、証拠を残す
選ばれる理由は、他院との違いが分かるところまで具体的に書いてください。
地域密着、丁寧なカウンセリング、国家資格を保有したスタッフ、豊富な実績。この手の言葉は、たいていの院がすでに書いており、抽象的すぎて何のことか分からないからです。丁寧なカウンセリングと言われても、何をどこまで聞いてくれるのかは伝わらない。豊富な実績と言われても、何がどう豊富なのかは分からない。どの院にも当てはまる言葉なので、違いも見えず、それを書くことの意味が全くありません。
私は、全国の治療院のホームページ4,960件を1件ずつ確認しましたが、まともなコンテンツを載せていた院は10件ほどでした(2026年8月19日時点)。
具体的に書くとは、証拠を残すことであり、証拠になるのは事実だけです。ポエムのような記述や抽象論では全く意味がありません。
やり方は2つあります。
① 分解する
まずは徹底的に分解してください。
なぜなら情報を分解して具体的にすればするほど、ユーザーは頭の中で鮮明にイメージできるようになるからです。抽象的な表現では、抽象的なイメージを形成するだけで、それではユーザーの行動を促すことはできません。
例えば「実績が豊富」という言葉は抽象的ですが、「野球肘の施術実績が、年間◯件」は具体的です。以下のように1つ1つ分解していきましょう。
実績が豊富 → 施術実績が豊富 → スポーツ障害の施術実績が豊富 → 野球肘の施術実績が豊富 → 野球肘の施術実績が、年間◯件
技術も同じです。独自の施術名を掲げるなら、何に対して、どうアプローチするのか、なぜその方法でなければいけないのかまで書きましょう。身体の構造の話まで下ろして、専門用語を使わずに、素人が読んで納得できるところまで降ろします。
分解するほど、他院との違いが明確になります。 徹底して情報を分解し、他院との違いが明確に伝わるまで具体的にしましょう。
② 数字と固有名詞に置き換える
分解した先を、数字と固有名詞に置き換えてください。
なぜなら、数字と固有名詞は患者さんが確かめられるからです。確かめられる情報だけが証拠として働き、証拠があって初めて、患者さんはこの院でいいと確信できます。
| 抽象的 | 具体的 |
|---|---|
| 多くの患者様に支持されています | 累計◯人。カルテ番号は2026年◯月時点でNo.◯を超えています |
| 国家資格を保有しています | 柔道整復師・はり師・きゅう師。取得までに合計6年間通いました |
| メディアにも取り上げられています | ◯◯(番組名)ほか、これまでに◯件 |
| 経験豊富なスタッフが対応します | 施術歴◯年。◯◯(症状名)の施術は年間◯件 |
例えば「累計1万人以上」とだけ書かれていても、患者さんには確かめようがありません。カルテ番号がいくつなのか、いつからの累計なのか。そこまで書いて、初めて検証できる事実になります。数字を出すときは、その数字をどう数えたかまで書きましょう。
書き出す前に、一度すべて棚卸ししてください。施術してきた人数、資格を取るまでにかけた年数、受けてきた講習の件数、あえてやっていないこと、教科書と現場で違ったこと、患者さんから言われた言葉。そのなかに、必ず証拠になる事実があります。
分解した先を数字と固有名詞まで落とし切って、初めて証拠になります。
要素4「◯◯でお困りの方からいただくよくある質問」:抜け漏れを回収する
細かなニーズを、一問一答ですべて拾ってください。
拾う先は、まず患者さんの生の声です。受付で聞かれたこと、施術中の雑談でこぼれた不安、電話で必ず確認されること。この場で実際に出た質問が、いちばん確かな材料になります。書き出したうえで、サジェストキーワードや関連キーワードを見て、拾い漏れを埋めてください。
- どれくらいの期間で通院が必要か
- 保険は使えるのか
- 服装は何がいいか
- 子どもでも受けられるか
- 痛みはあるか
質問と回答は一対一にして、必ず結論から回答してください。ひとつの回答に複数の質問が混ざると、患者さんは自分の疑問がどこで解かれたのかを探すことになります。
ここを読んでいる患者さんは、すでに予約を検討している段階まで来ています。それだけに、細かい不安がひとつ残っているだけで手が止まってしまうと考えましょう。
要素5「◯◯でお困りなら当院にご相談ください」:予約を後押しする
予約を後押しするために案内すべき要素は、次の5つです。
- 料金
- アクセス
- 交通手段
- スタッフ
- 予約方法
いくらかかるのか。どうやって行くのか。駐車場はあるのか。誰が施術するのか。どこから予約するのか。これが揃っていなければ、来院を決めた人でも離脱すると考えてください。
そして、症状ページはこの要素で終わってください。症状の解説から始まって予約の案内で終わる、この流れが1ページの中で完結していることが重要だからです。
あなたの中にあるものを、書き出そう
今回紹介した5つの要素は器でしかありません。肝心なのはそこに入れる中身であり、その中身はもうあなたの中に揃っているはずです。
私の肌感覚では「うちには特別なことなんてない」とおっしゃる院長が全体の7割を超えます。ですが、伺っていくと必ず強みが出てきます。ご本人が強みだと思っていないだけで、患者さんからすれば、それが選ぶ理由になる事実は多く存在しているものです。
だから、新しく何かを始める必要はありません。すでに持っているものを、書き出して、並べるだけです。多少荒くても構いません。きれいに整った文章より、あなたが現場で患者さんに話している言葉のほうが、よほど届きます。
そしてこれは、症状ページに限った話ではありません。ホームページも、ブログも、結局は同じです。自分たちが実際にやっていることを、そのまま出す。それ以上に独自なものは、この世に存在しないからです。トップページに何を置くかについては、治療院の予約率を高めるためのトップページの作り方【5つのステップ】で5つのステップに分けて解説しています。
まずは、あなたが対応している症状を全部書き出してください。
そして、その症状に付随する事実を徹底的に分解してコンテンツに反映させてください。それを徹底することができれば、結果が大きく変わることをお約束します。

